Date: 2018/01/16

中国最先端の街・深セン調査紀行 PART 10 〜広州編〜


夜時になると、事前に予定していた高校時代の友人に会いに広州東駅へ羅湖駅から国鉄で約一時間かけて向かいました。案内表記には”Shenzhen to Guangzhou train”と”Long distance train”の二つがあったので不思議に思い、到着後友人に聞いてみると長距離電車は上海などへ向かう電車なんだとか。最大で数十時間かかる電車もあるそうで、改めて中国本土の面積の広さを感じました。駅からレストランまではタクシーでの移動でしたが、タクシーは韓国のHyundai自動車の車体でした。深センにはHyundai製のものと自国のEV会社BYDの二種類を見かけたので、ちょうど全てのタクシーをBYD製にする移行期にあるのではないかとの考察を持っています。タクシーで印象的だったのが前部座席と後部座席との間に頑丈なしきりがあったことでした。友人曰く、中国では運転手と乗客とのいざこざが絶えないそうで、荒々しい運転を見ても納得できることでした。

 

片道約80元と中国にしては割りと高め

タクシー内は頑丈なしきりが備え付けられていた

行きと同様の国鉄で帰る時はドアに最も近い先頭座席でした。疲れたので、もう寝ようかとも思ったのですが、そこで目に入ったのが先頭座席目の前に備え付けられているモニターに繰り返し流れる同内容のビデオでした。無音で字幕は中国語だったのではっきりとした内容は把握できませんでしたが、国家主席・習近平氏がトランプ大統領と外交しているシーンや国を指揮している様子が連続的に映っていたので、これも国が根回しして放送している映像なのかなと感じました。こんな場面にも国の力が及んでいることに恐怖を感じたと共に、国が一体となるようにありとあらゆるものを操作し国策を推し進めようとする姿勢には、習近平氏の描く中国の明るい未来のようなものが約束されているのではないかと思えました。

中国最先端の街・深セン調査紀行 PART 9 〜金融街散歩、無人カラオケBOX体験〜


  • 金融街・福田区
フラッグシップストアを訪問した後は、深センで経済が最も発展していて都市の位置としても中心にある福田区の金融街を観光してきました。この都市のシンボルとも言える平安国際金融中心ビルは高さ600mで、中国では上海の上海中心ビルに次ぐ二番目の高さ、世界では四番目に高いビルだというだけあって駅の出口を出て目の前にそびえ立つビルの大きさを目にしたときは圧巻の一言でした。建設当初は660m予定で中国一の高さになる予定でしたが、2015年2月に建設予定が変更されやむなく600mになったそうです。

平安国際金融ビル

  • 無人カラオケBOX
事前にネットで見ていた大型商業施設「COCO PARK」が向かいにあったので、入ってみると気になっていた無人カラオケBOXを偶然あるではありませんか!すぐ始めようとしましたが、見つけた頃には二台あったボックス両方が埋まっていたのである程度の需要があるのでしょうね。合計で20分程利用してみました。合計で30元(約600円)と日本のヒトカラに比べても割安の値段(?)でした。ここでも当たり前の様に微信支付が利用可能だったのでモバイル決済で済ませました。そういった気軽に立ち寄れて、決済も楽なシステムがこの無人カラオケボックスの人気の火付け役を担ったのだと感じます。言語は全て中国語のみだったので表示されるアイコンと漢字の雰囲気で、曲名検索、歌手名検索を選択して試しに日本で有名なアーティストや世界的に有名な曲を入力してみると、全てヒットしたので20分間ローテーションで歌い続けました。例としてRADWIMPS、星野源、One Direction、Justin Bieber等を入れてみました。

こんなかんじで商業施設などにあります

日本語の曲はPVの映像や字幕も全て日本と同じでした。

ボタンの種類としては楽曲の音量や声の音量、エフェクトのボリュームなど様々なものが存在しましたが、一番興味深かったのは「声道」という曲に合わせて実際の歌手がガイドボーカルの様な形で歌ってくれる機能でした。これなら普段カラオケが苦手な人でも気負いすることなく、楽しんで活用できるのではないかなあと感じました。あまりカラオケが得意でない私もこの無人カラオケBOXは大いに楽しめたのでとてもおすすめです。日本にも遅かれ早かれ導入されるという個人的見解なので、導入された際には積極的に周囲の人に勧めてみたいと思います。

 

備え付けのヘッドホンを使用すれば、音漏れも気になりません。

カラオケが苦手な人を救ってくれる「声道」機能

中国最先端の街・深セン調査紀行 PART 8 〜DJIフラッグシップストア〜


ここへの道のりも地下鉄の最寄り駅であるQiaocheng Eastから片道15分ほどの距離だったので、シェアサイクルを使い移動しました。DJIのフラッグシップストアは建物自体が近代的な美術館の様な見た目で、機械の細部にまでこだわるDJIのこだわりが見て取れました。中に入ると様々なドローンが陳列されていて、ドローンの他にもイメージスタビライザーやカメラなどが展示されていました。

近未来的な外観のDJIフラッグシップストア

最新機種のMAVIC PRO WHITE

 

それらを見て回っていると早速販売スタッフのTony Liuさんが対応してくれました。Tonyさんは深センの近くの都市から上京してきた20代半ばの若者で、深センに滞在してから会話した人の中では一番英語が通じました。深センは一攫千金の夢を追い求めて中国全土から若者が集まる都市ですが、彼もまたその一人だといいます。DJIには3ヶ月ほど前に入社して、そのファーストキャリアとしてフラッグシップストアのセールススタッフを任されていました。今後のビジョンを聞いたところ、このストアでの任期を終えた後、本社に戻りSales & Marketingチームに加わりたいのだとか。日本人は現在DJIに何人ほど滞在しているのかと聞くと、「詳しくは分からないけど少ないね。就労ビザを取るのがとても困難だと思う。」と応えてくれました。

 

話が進むに連れ、ドローンの実演飛行を見せてくれるということになったので、4種類ほどのモデル(spark、mavic、phantom 4など)の飛行を実演してもらいました。モデルには大小いろいろなサイズがあり、小さなモデルは軽快に動くこと、大きなモデルは様々なシーン(カーレースや雪山の中での使用)に適していることが売りだそうです。値段はどれも高価な物ばかりだったので、将来自分で稼いでお金が貯まったら買ってみたいですね^^

 

本体の他にもプロペラカバーなど様々なラインナップを用意。さすがはフラッグシップストアである。

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