Author: KO (page 2 of 2)

中国最先端の街・深セン調査紀行 PART 8 〜DJIフラッグシップストア〜


ここへの道のりも地下鉄の最寄り駅であるQiaocheng Eastから片道15分ほどの距離だったので、シェアサイクルを使い移動しました。DJIのフラッグシップストアは建物自体が近代的な美術館の様な見た目で、機械の細部にまでこだわるDJIのこだわりが見て取れました。中に入ると様々なドローンが陳列されていて、ドローンの他にもイメージスタビライザーやカメラなどが展示されていました。

近未来的な外観のDJIフラッグシップストア

最新機種のMAVIC PRO WHITE

 

それらを見て回っていると早速販売スタッフのTony Liuさんが対応してくれました。Tonyさんは深センの近くの都市から上京してきた20代半ばの若者で、深センに滞在してから会話した人の中では一番英語が通じました。深センは一攫千金の夢を追い求めて中国全土から若者が集まる都市ですが、彼もまたその一人だといいます。DJIには3ヶ月ほど前に入社して、そのファーストキャリアとしてフラッグシップストアのセールススタッフを任されていました。今後のビジョンを聞いたところ、このストアでの任期を終えた後、本社に戻りSales & Marketingチームに加わりたいのだとか。日本人は現在DJIに何人ほど滞在しているのかと聞くと、「詳しくは分からないけど少ないね。就労ビザを取るのがとても困難だと思う。」と応えてくれました。

 

話が進むに連れ、ドローンの実演飛行を見せてくれるということになったので、4種類ほどのモデル(spark、mavic、phantom 4など)の飛行を実演してもらいました。モデルには大小いろいろなサイズがあり、小さなモデルは軽快に動くこと、大きなモデルは様々なシーン(カーレースや雪山の中での使用)に適していることが売りだそうです。値段はどれも高価な物ばかりだったので、将来自分で稼いでお金が貯まったら買ってみたいですね^^

 

本体の他にもプロペラカバーなど様々なラインナップを用意。さすがはフラッグシップストアである。

中国最先端の街・深セン調査紀行 PART 7 〜深セン拠点の二大企業を訪問する〜


滞在二日目も大雨が降り止まぬ中、午前中は地下鉄であの騰訊(テンセント)本社のある深大駅へ向かいました。騰訊は今や中国最大のインターネット関連会社で時価総額はあのフェイスブックをも上回ると言われているのだから脅威でしかありません。ただ、事前の準備を怠ったが故に本社の中に入って受付の人に話しかけても「関係者がいないことには社内見学は一切できない」と門前払いを食らってしまいました…せっかくの短期間を利用してはるばる日本からやってきたのに、その機会を水の泡にしてしまったことは深く反省すべき点でした。学生である自分の未熟さを痛感しました。
テンセント本社写真
仕方がないので、次に向かった先は騰訊から約一キロ先にあるDJIというドローン市場でトップに立つ会社の本社でした。騰訊は自社が保有する巨大なビルですぐに把握できましたが、DJIはSkyworthビルというオフィスビルの14階に入っていて、実際に中に入って受付の人に確認するまで場所が正しいか確証が持てませんでした。余談ではありますが、この企業間の移動も含め二泊三日の滞在で計10回以上はシェアサイクルで移動をしました。それくらい中国のシェアサイクルは簡単かつ便利に利用できる優れものでした。
DJIも駄目元で向かいましたが、受付の人との粘り強い交渉の末、数分ほど中を見学させてくれることに成功しました。もちろんオフィスの内部は見せてもらえませんでしたが、これまでにDJIが開発してきたモデルの数々が展示されているスペースの他、会議室を見学させてもらえました。
社内写真
受付の人はほとんど英語ができなかったので深入った質門はできませんでしたが、現在世界には約一万人の従業員がいてそのうち約三千人が本社にいることや、現在のオフィスでは近い将来人員過多になってしまうので数年以内に新たな本社を立ち上げることなどを教えてくれました。また、帰り際に本社から約2.5キロ先にあるフラッグシップストアの存在を教えてくれたので、直ぐ様更なる情報を得るべくそのストアへ向かいました。
次回は引き続きフラッグシップストア訪問からスタートします。

中国最先端の街・深セン調査紀行 PART 6 〜シェアサイクル・mobikeの体験〜


大雨が降り続いてはいましたが、東門歩行街から850mほどの距離に位置するKKモールという大型商業施設へシェアサイクルで移動することを決めました。中国で有名なシェアサイクル企業はオレンジ色のmobikeと黄色のofoの二つで、mobikeがweechat pay(微信支付)、ofoがalipayとの繋がりが強い為、今回はmobikeを活用することにしました。
mobike、ofo写真
本来ならば微信支付のアプリ内からQRコードを読み取れば、微信支付経由で支払うことができたわけですが、エラーが続きうまく紐付けできなかったので、mobike自体のアプリ経由でクレジットカード口座から引き落とす形で利用しました。アプリでQRコードをスキャンすると端末が位置情報に基づいて自転車のロックを自動解除するという仕組みでした。ロックが解除されたときの音はとても気持ちの良いもので、テクノロジーの偉大さを実感することができました。自転車のデザインは極めてシンプルで変速機能はなし、ベルとカゴ付きでサドルの高さ調整が可能な老若男女問わず利用することを目指しているように見えました。利用終了時には好きなところに停車して(本来ならば白枠で囲ってある駐輪スペースの様な場所に止めるらしい)、手動でロックをするだけでした。mobikeで最も好感を持てたのは乗車後、アプリに乗車詳細が残ることで内容として乗車時間、乗降車位置、CO2排出削減量、消費カロリー数等のデータがひと目でチェックできることです。ここにも国の推し進める政策の一つである「再生可能エネルギーを積極的に取り入れる」という方針が現れていたことに中国という国の賢さを感じ取れました。
ロック解除、アプリデータ写真
ただし微信支付同様、便利なものには裏もあります。誇張なしに至る所に自転車は置いてあり乗りたいときにすぐ乗れるシステム自体は利便性が高いのですが、放置されている自転車の中には投げ捨てられているものや、道のど真ん中にあるもの(通行人によって蹴られていました)など景観を汚しかねない車体が幾度となく目に入りました。せっかくの便利なものがこういった形で観光客に負なイメージを与えてしまうことには落胆を隠せませんでした。
捨てられている自転車写真
(夕食はKKモール内のラーメン屋でラーメンを食べた。もちろんここも微信支付での支払いである。)
次回は爆速で発展を続け、深センを拠点とする企業二社に潜入したレポートです。

中国最先端の街・深セン調査紀行 PART 5 〜宿に到着、繁華街を巡る〜


そんなこんなで老街駅を出て宿へは近距離だったので徒歩で向かいました。出口を最初に出て目にしたのは数々の高層ビルが立ち並ぶ経済特区らしい景観。古い様式のものから最近建設したであろうものまで幅広く連なっていた姿は、正に近年急激に発展していった街の様子を反映した光景でした。次に感じたのは、交通面における乗用車のマナーの悪さです。歩行者側の信号が青になっても車は何知らぬ顔で突っ込んでくることは珍しくありませんでした。後に広州在住の友人に聞いた話では中国は車優先が暗黙のルールで、歩行者が車に気を使って歩かなければいけないということでした。交通事故も頻繁に起こっていて、彼が乗っていたバスは四年間の滞在中、実に5回も事故に遭っているというのだから驚きです笑
写真2枚
宿は事前準備編にも記載したようにAirbnbで予約をしました。Ginza Buildingという妙に親近感の湧く建物でしたが、部屋は事前にチェックしていたままのクオリティで地上20階からの眺めには興奮を隠せませんでした。
宿写真
ちょうど宿に到着した頃に突然大雨が降り始めたので、近くの繁華街「東門歩行街」へ出向きました。微信支付を利用する練習も兼ねて、幾つかの雑貨用品店や露店で買い物をしてみたり、屋台で中国ならではの食べ物を購入してみました。どこのお店で決済をする際にも、店員側が微信支付で支払うことを前提として話を進めるところにこの国のキャッシュレス社会実現の方針が顕著に現れていると感じましたね。日本も今まさに取り組んでいる最中でしょうが、いち早く実現して欲しいものです。
weepay利用写真、食べ物写真
次回は行く前に挑戦したかったことの一つであるmobikeの体験についてです。

中国最先端の街・深セン調査紀行 PART 4 〜Weechat Pay(微信支付)を体験する〜


海外ならではの経験

香港との国境である羅湖に到着してからは、始めに香港の出国審査を終え、その後すぐに中国の入国審査をするといった手順を取りました。全ての審査を終えて、ポケットWi-Fiの設定をするために昼食がてらケンタッキーへ入ったがここですぐに海外の洗礼を浴びることになるのです。Wi-Fiの設定をしながら昼食を食べているとなにやら怪しい二人組が周辺をウロウロしていてすぐに警戒しましたが、そのうちの一人が近寄ってきて中国語で書かれた意味の不明なな紙を無言で見せてきました。直ぐ様怪しいと思い店を出たので大事には至らなかったのですが、自分の推測ではその状況で注意を惹きつけている間にもうひとりが背後から荷物を狙うという作戦だったのだと思います。事前に中国はスリが多いと聞いていましたが、早速その機会に接し更に気を引き締めないといけないなと感じました。

Weechat Payを人生初利用してみた。

羅湖駅からAirbnbで予約していた宿(老街駅)へは地下鉄で三駅分の移動でしたが、ここで初めてWeechat Pay(微信支付)を利用することになります!地下鉄の券売機は表示された金額分をQRコードリーダーで読み取る仕組みで、携帯端末がスキャンをし終えると指紋認証機能(または決済暗証番号)を用いた本人確認を行い引き落としがウォレットから完了するというステップです。最初はアプリのどのボタンでQRコードを読み取るかわからなかったので少し戸惑いましたが、馴れてしまえばこの決済自体は驚くほど便利なものでした。

写真

領収書もアプリの一つのスレッド内にまとめて送られてくるので、詳細が後にひと目でわかるのも良い点だと思いました。逆に改善しなければならないと感じたところは地下鉄の券売機がこうしたキャッシュレス決済に対応している機械より、対応していない機械の方が多いということです。宿の最寄りの老街駅に至っては対応している機械は一台もなく、それに加えて1元と5元のみの取扱いで、持ち合わせがなければ長蛇のカウンターに並んで両替をしてもらうという極めて不便なシステムでした。急速に経済発展が進んだが故に場所によっては整備が不届きなところが少なからずあるということが印象として残りました。ですが、中国のことですからそのうちすぐに改善されるのではないでしょうか。

写真2枚

中国最先端の街・深セン調査紀行 PART 3 〜いざ入国編〜


行ってきました、深セン!書くことが多いので複数回に分けて投稿したいと思います。

実際に訪問した体験記第一弾は東京から香港を経由していかに深センの宿に到着したかを綴っていきます^^

東京→香港→深センの国境までの大移動

早朝に家を出発して、成田空港からLCCのジェットスターを利用して約5時間かけて東京から香港へ向かいました。香港への入国審査を終えてゲートを出てからは休む間もなく深セン行きの表示に従い、まずは深センとの国境に近い上水(Sheug Shui)駅へ高速バスに乗って移動しました。

香港はイギリスの植民地だった歴史的な背景から誰に話しかけてもある程度英語は通じる印象で、実際に乗車した高速バスもイギリスでお馴染みのダブルデッカー型だったんです。ちなみにチケットはバスターミナルすぐ左にあるLWBという会社のカウンターで購入しました。A43というバスが上水駅行きでした。値段は(明確に覚えてないのですが)大人ひとり25~30HKDだった気がします。かなり安い!

チケットを購入したLWB社のカウンター

 

ダブルデッカー型の高速バス

一時間弱揺られて上水駅に到着すると、再度深セン行きの案内があったので深センとの国境である羅湖駅へ香港鉄道の地下鉄に乗り一駅移動しました。このLWBの高速バスはフリーWi-Fiが利用できたので中国本土でしかポケットWi-Fi契約していない私には大変役に立ちました。この地下鉄も大人一人25HKD(約350円)と高速バス同様とても安価なものでした。券売機に路線図が丸々表示されていて目的地の駅を押すと右側の画面に値段が表示されるのが印象的でしたね。路線図が単純だからこそ可能なシステムでとても日本では実現できないでしょうね〜

 

上水駅入り口。A43のバスを降りると目の前に見えます。

路線図が全表記された地下鉄券売機

次回は深セン国境から宿への移動を含め、いよいよWeechat Pay(微信支付)の内容に触れていきたいと思います!

中国最先端の街・深セン調査紀行 PART 2 〜事前準備編〜


深セン調査紀行第二弾の今回は事前準備編として、旅に欠かせない航空券と宿の手配手順と滞在中に挑戦したいことを綴っていきます^^

①航空券・宿手配

・航空券

まずは旅行でどこへ行くにも航空券が欠かせません。東京→深センへの直行便もあるにはあるのですが、コストの面で倍近く差が出てしまうので今回は低コストの東京→香港ルートの往復LCCチケット(Jetstar)を選択しました。なぜLCCでも深セン直行ではなく香港経由なのか?これには二つの理由があります。

1)香港からは様々な方法(地下鉄、フェリー、リムジンバス)で深センとの国境(中国語で口岸)へ向かうことが可能です。

今回の旅の目的はできるだけローカルな体験してくるという事を重視しているので、実際に深センに近い広州の大学に正規留学している友人も日本から帰国するときに利用している日本→香港→中国本土行きのルートを使ってみることにしました。香港国際空港に到着してからは空港バスで上水駅まで向かい、その先は地下鉄で羅湖口岸へ入るといったルートを計画中です。

2)深センへの直行便はLCCだと便数自体とても少ない!また時間の調整上、直行便ではうまくいかないことも把握できました。

以上の二点からわざわざ手間のかかる香港経由便を取ったという次第であります。値段は一番抑えられる選択肢だと思うので、時間に余裕のある方は考慮してみると良いかもしれません。香港から深センの国境への行き方はこちらのサイトを参考にしたので、更なる詳細が必要な方は是非覗いてみてください。

・宿

英語がどれほど通じるかも未知数な都市なので、ホテルを取るという選択肢がベストと思いましたが、ここもローカルな体験、コスト面の両方を考慮して最近頻繁に利用している民泊サービスのAirbnbで宿を取りました。条件として

1)場所はできるだけ繁華街に近いところ
2)料金は約5,000~6,000円/泊。Airbnbによる平均相場は約7,000円/泊となっていましたが、私がザッと見た感じではそれ以下の値段で十分広く、何不自由無い宿が取れるという印象でした。※時期により変動あり

というものを設定したところ、街の東側に位置する地下鉄・老街駅(英語表記:Laojie)から徒歩数分の外見立派なタワーマンションが取れました。写真どのような宿かの詳細が気になる方はこちら。今回は二泊三日、二名の滞在で総額14,000円ほどでした。まだ民泊を利用されたことがない方で、英語でコミュニケーションを図ることに問題が無い場合は確実にAirbnbをおすすめします。その理由は手頃な価格かつ、(場合によってはホテル以上の)自由さと快適性があることです。私は今まで十回以上、Airbnbを利用してきましたが部屋選びに関するコツを少し掴むだけで毎度問題無しにとても満足のいく宿に泊まることができました。そのコツに関してはまた改めてブログに綴る予定です。

②旅行中に達成したいこと

冒頭にも綴ったように今回の目的は近年急成長する中国の中でも最先端を突き進む深センの実態を探る事ですが、その中でも私が特にしてみたいことが幾つかあります。

1)キャッシュレス社会の実現に積極的に取り組む中国において主要な支払いメソッドであるWeChat Pay(微信支付)及び、Alipay(支付宝)のどちらかを実際にありとあらゆる場面で利用する
2)シェアサイクルで有名なmobike及びofoのどちらかを利用する
3)世界初の顔決済システムを調査する
4)EV大国へと変貌を遂げようとしている中国のEV普及率を調査する

このような点を重点的に挑戦してみようと思います。短期間ではありますが、帰国後にも引き続き調査内容を余談と共に掲載していこうと考えていますので、乞うご期待!

中国最先端の街・深セン調査紀行 PART 1 〜キッカケ編〜


新年明けましておめでとうございます。私は普段イギリス・ロンドンの大学に正規留学中ですが、現在日本に一時帰国しております。この期間を利用して今回はある街へ小旅行に行く予定です。

突然ですが、第二のシリコンバレーと言われている都市をご存知ですか?世の経済は今年も急速に進んでいくと思われますが、今後数年で特に注目すべき都市があります。中国の南東部、香港の隣に位置する深センです。

東京から飛行機で4~5時間ほどの場所に位置します

端から端まで車で約1時間半ほどの面積、距離にしておおよそ100kmです。

深センは第二のシリコンバレーと呼ばれ、一攫千金の夢を見る、ポテンシャルあふれる若者が集結する都市で、近年爆発的に成長を続けているところです。私が深センに注目し始めたキッカケが昨年12月にTBSで放送されていた池上彰氏のある番組を見たことです。その動画がこちら。

この中国特集のパートは25分ほどの動画ですが、見られない方に内容を簡潔にお伝えすると

1)世界一の品質がメイドインチャイナになり得る → これからは「世界が中国を真似る」時代
2)習近平国家主席の独裁体制状態は今後も続く→様々なジャンルにおいて権力を持つ習氏の政策・動向に世界が注目している
3)新・メイドインチャイナを牽引していくのが深センである

といったものです。

この放送を見てからは「これはとんでもないことだ。実際に中国の深センとはどんな街なのか、本当にここで放送されていることは事実なのかを、自らの目で今すぐにでも確かめに行ってくる必要がある。」と強く心を打たれ、今回急遽(兄と共に)短期旅行することを決意しました!

期間も二泊三日と短いものではありますが、なるべく詳細に綴っていくことを目標にしてみます。

〜次回に続く〜

 

 

 

現地日本人学生がオススメするロンドンの日本食レストラン PART 1


今回は英ロンドンで、現在大学に通っている学生の私がおすすめする手頃な価格なのに、絶品な日本食レストランをいくつか紹介していく。

1. Akari(居酒屋)

<特徴>

現地の人にはあまり馴染みのない居酒屋タイプの日本食レストランで、味も文句なしなのが北ロンドンのEssxe Road Stationの近くに位置するAkariだ。以前パブだった建物を改装したこともあり、一見、外観からは日本食が提供されていることがわからないくらいだ。店舗側も”Japanese Izakaya Style Restaurant”を謳っており、HPにも「見ての通り、メインはメニューにございません。様々な日本料理をお酒と共に日本流で楽しんでいただければと思います。」と記載されている。内装もパブの作りそのもので、異空間の中での食事はいつもと少し違った雰囲気を味わうことができる。

もちろん、ドリンクメニューも日本酒や、焼酎、ビールなど日本らしいラインナップで構成されている

場所は比較的、日本人の少ないところなので客層は主に現地の人である。が、オーナーが日本の方なので料理にも一切の妥協がなく、こだわりが感じられるのが良い点だ。

個人的に気に入っているポイントはレストランなのに、外食感が薄いというところだ。料理の多くはどこか家庭的な味がして、炒め物や焼き物、揚げ物、サラダ類などバランス良く注文することができる。極め付きに〆の一品や寿司で、お腹を完全に満たして出ていけるところも高評価である。

公式紹介動画はこちら

 

外観はパブそのものだ

<イチオシの一品>

~Maguro Steak~

グランドメニューには載っていない、一口大の肉厚なマグロをフライパンで焼き、アクセントとしてガーリックチップと柚子風味を効かせた一品。その日に仕入れたマグロを使っているので売り切れていることや、そもそも販売してないことがしばしばあるが、機会があればぜひ一度試してもらいたい。酒のつまみとしても適していて、多いときには二つ頼んでしまうことも笑

私自身はAkariで食べるまで、このマグロステーキというものを外食で見かけたことがなかったが、これから先もここ以上のものに出会うことはないであろうと思っている。。。

 

肉厚なマグロステーキは食べた瞬間、柚子の香りが口いっぱいに広がる

~Nasu Dengaku~

Light Bites(おつまみ)のひとつとしてあるナス田楽は、おつまみらしからぬデカさで提供される。一個、日本の大きさの1.5倍はあるであろうナスを半分にスライスし、その上に田楽味噌を惜しげもなくかけた一品。二人で来店した際には大きさに少し戸惑うかもしれないが、とにかく味噌好きにはたまらない一品なので、案外いけてしまうのも事実だ。

 

海外ならではのサイズで出てくるナス電話

<現地の声(和訳)>

「 ここの寿司は優れたシェフが作ってると感じる。更には、東京の居酒屋で食べるかのようにカウンター席のオプションもあるのがいいね。とにかくがっかりしないから、数々の料理を試してみて!」(Auldric, TripAdvisor)

「もし仮に純粋な日本食料理を求めているのなら、Akariはふさわしい場所ではないよ。だけど、料理は100%、本格的な日本食の味をしていて、そこに近代的な工夫をこなしているのが良い点だね。少し値段は高いけど(アラカルトメニューって比較的高いからものだしね)、また必ず来ようと思う。」(iglues, TripAdvisor)

 

<場所>

196 Essex Road, Islington, London N1 8LZ

TEL:020 7226 9943

<その他>

HP: https://www.akarilondon.co.uk/

 

2. Benihana(鉄板焼き)

<特長>

メジャーなガイドブックにはあまり載っていないかもしれないが(個人的主観なので悪しからず)、Benihanaもまた素晴らしい料理とサービスを提供してくれるロンドンの日本食レストランの内のひとつである。

ここは鉄板焼きの最大の魅力である「見て美味しい、食べて美味しい」を追求したお店で、お店側も” MY KITCHEN IS YOUR TABLE” = 「私のキッチンはあなたの食卓」をモットーにしている。それ故に、鍛錬を重ねたシェフ達の料理中のパフォーマンスにもところどころ工夫がなされていて話題性がある。

鉄板焼きというと夕食のイメージが強いが、昼間は手頃な価格かつ種類豊富なランチメニューも用意してあり、時間を問わず来店することができるのも良い点だ。グランドメニューからは新鮮な牛、鶏、海鮮類などが選べて、セットで和風オニオンスープ(ディナーのみ)、サラダ、海老と野菜(鉄板で先に出てくる前菜)、ご飯がどのメニューにも付いてくる。メインはコンボとして組み合わせることができるので、必ず自分にマッチした選択肢が見つかるだろう。

 

腕のいいシェフが目の前で行うショーは圧巻だ

一号店は1964年、NYに出店したというのだから、Benihanaには相当長い歴史が背景にあることがわかる。それどころか、鉄板焼きのパイオニアがBenihanaの創始者でもあるというのだから、”元祖”鉄板焼きを堪能できるお店でもあるのだ。

接待で同僚と食事会や、大切な人とのデート、家族でのなにか記念な外食(お子様メニューあり)、友達と誕生日会(パーティーメニューあり)とあらゆるシーンで活躍できるレストランだ。

 

<イチオシの一品>

~WAGYU DON(ランチ限定)~

ここ数年で日本食ランチを提供していることがロンドンではかなり増えた印象はあるが、Benihanaでは昼間から和牛を頂くという他では出来ないような体験が可能だ。この和牛丼はスペシャルランチメニューの内の一つなので、これから先もずっとあるかは不明だが、セットで味噌汁、サラダ、天ぷら盛り合わせ、寿司、和牛コロッケが付いており、まるでディナーのようなボリュームがある。実際に私も最近食べてみたが、学生でも大満足の内容だった。£17.90とランチにしては少しお高めだが、内容を考えると納得のお値段である

セットメニューが贅沢なランチ限定和牛丼

~WAGYU BEEF(ディナー限定)~

ロンドンでは数少ない最高級の和牛を堪能できるお店に来たからには、試してみるのもありなのでは?

ここでは日本国産かオーストラリア産のお肉かをチョイスできるが、どちらもその圧倒的な脂のノリ具合にほっぺたが落ちてしまうほど幸せな気持ちに包まれるであろう間違い無しのメニューだ。他のメニューに比べて少し値が張るので、複数人で来店した際には一人が頼んで、シェアするようシェフに頼むのがベストかもしれない。

脂のノリが最高に良い和牛ステーキは焼かれているときの音にも注目してもらいたい

<現地の声(和訳)>

「Benihanaは”食べ物で遊ぶ”という事を正しい方法(礼儀正しい)で、かつ、全く新しいレベルで提供してくれる。少し値段がが高いと言う人もいるが、いったい自分専用の技巧で陽気なシェフを一日雇うのにいくらかかるだろうか?そのパフォーマンス自体に価値があるものと私は感じる。楽しいショーだけでなく、食べ物自体も手の抜かず調理されていて、とにかく全ての体験が素晴らしいものだったね。100%おすすめできるよ。」(Aylesbury, TripAdvisor)

「とても気に入っていて、絶対にまた来ようと思う。他のグループともテーブルを共有する事で、新しい友達ができたのも楽しかったわ。」(Eesha30, TripAdvisor)

「料理にエンターテイメントまで付いてくる、これはただの食事以上のものだよ。とても面白かった。」(Siri000, TripAdvisor)

 

<場所>

・チェルシー店

77 King’s Rd, Chelsea, London SW3 4NX

TEL: 020 7376 7799

・ピカデリー店

37 Sackville St, Mayfair, London W1S 3EH

TEL: 020 7494 2525

<その他>

HP: http://www.benihana.co.uk/

 

5.Kanada-Ya(ラーメン)

<特徴>

とんこつラーメンの聖地、福岡では言わずと知れた日本でも評判の高い実力派、金田家(Kanada-Ya)はロンドンに在住している日本人のみならず、数々の現地の人々に最高の味を届けてきた。オープンしたのは記憶の限りで数年前(?)だが、ロンドン4年目の私が食べてきた中でも、こっちのラーメンのカテゴリーでは群を抜いて美味しいと感じていて、平日から外に列ができるほど毎日人気のお店である。

ここのラーメンの最大の特長はなんといってもスープが濃厚なのに、あっさりしていて最後まで飽きないところにある。飲み進める度にスープのコクを感じられて、とんこつラーメンに有りがちなざらっとした舌触りが全くない。もちろん、麺も一切の妥協なしで、店内ではまるで日本にいるかの様な気分に浸れるだろう。

平日から外で並ぶことも珍しくない

 

<イチオシの一品>

~Tonkotsu X~

Tonkotsu Xは通常のとんこつラーメンより更に舌触りがさっぱりしていて、喉にドロっとした感じが残りづらい一品。アクセントとして鶏骨をスープのベースに加えているのが特長。トッピングに半熟玉子とお好みで辛味噌ペーストを頼むと尚良し。
ロンドン限定なので、普段旅行や海外出張などの現地先で日本食をあまり選ばない方にもおすすめだ。

泡系ラーメンは見た目も上品な一品

 

<現地の声(和訳)>

「金田家はラーメン好きの人ならリストに欠かせない。ここのラーメンは最高級のもの。」(ABOUT TIME)

「ここのラーメンがロンドンで一番だと思う。他のラーメン屋も沢山試したけれど、ここのスープほど上品で、絶品な味はないね。」(Jake.R, TripAdvisor)

「僕たちは日本のアニメで見たような美味しいラーメンが食べたかったんだけど、金田家こそがそれを表現できる場所だよ。いままで食べてきたラーメン(インスタントや欧州でのレストランも含む)でここに勝るものはなかったね。外で30分以上待ったことだけが気に入らないけどね!笑」 (Brian.N, TripAdvisor)

 

<場所>

・ピカデリー店

3 Panton Street, Soho
London
SW1Y 4DL

TEL: 0207 930 3511

・コヴェントガーデン店

64 St Giles High Street
London
WC2H 8LE

TEL: 0207 240 0232

<その他>

HP: http://www.kanada-ya.com/

 

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