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➤概要
・危険な気候変動を避けるために、二酸化炭素排出量の削減は急務である
・それと同時に、二酸化炭素を取り除くことも必要である
・Kruger氏はこれらを行う技術的なアイデアが実用的かどうかを評価することを仕事にしている
アイデア例:二酸化炭素を吸収してくれる植物を植える、人工樹木と呼ばれる設備で大気中から二酸化炭素を除去
・Kruger氏が独立で行っている研究:天然ガスを用いて、電気を生成すると同時に二酸化炭素を大気中から取り除くというもの
Origen Power Processとは
  1. 天然ガス(natural gas)を燃料電池(fuel cell)に供給する
  2. 化学エネルギーの半分は電気(electricity)、半分は熱(heat)に変わる
  3. 石灰石(limestone)が石灰(lime)と”純粋な”二酸化炭素に分解される
  4. 純粋な二酸化炭素は利用したり、低コストで貯蔵可能。石灰は産業的に利用可能。
  5. 全体として、二酸化炭素を減少、除去につながる
仮にこの技術を用いて、全ての発電を置き換えると、全体で60%もの二酸化炭素排出量を削減できる可能性がある
海水の酸性化問題に対して石灰を中和剤として、直接海に加えることもできる(二酸化炭素を吸収する役割)
・しかしこれにはもちろんリスク、コストも伴う
→新薬の治験と同じで、この策がかえって人体に影響を及ぼさないか検証する必要がある
・もうただ漫然と環境が変わりゆく姿を見過ごすことはできない。リスクがどうこうとつべこべ語り合っている場合ではない
気候変動により変わる世界 vs 気候変動に対して対策を試みたことで変わる世界
同じことが起こるのであれば、どちらの世界を目指すかは明白である
・我々の世代で問題が完結することは起こりえないが、未来の世代のため現在の我々が勇気を持ち立ち上がるべきである
➤感想